ぶどうの本場山梨にてワイン用ぶどう作り中心に活動中!日々の出来事など


by uvafare
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アルツハイマー予防に

最近更新をちょっとサボリぎみでした・・・
収穫もすべて終わり、施肥も終わってちょっと一休みというか、
次の展開をどうするべきかじっくり考え込んでいたら日々が
過ぎていった・・・って感じです。

で、昨日地元の新聞に興味ある記事が載っていたので・・・・
アルツハイマー予防に_e0001170_20525194.jpg


アルツハイマー予防にブドウかすを活用~山梨大と企業、特定保健用食品を開発へ

って、わざわざワインカスでなくもっと種ありぶどうを皮ごと食べよう~~!!


     参加しています!





 山梨大はブドウの種に含まれるポリフェノールに着目し、ワイン醸造工程で出るブドウの残りかすを利用した、アルツハイマー病を抑制する特定保健用食品の開発に乗り出した。県内の食品メーカーやワイナリーなどと共同で行う。ポリフェノールはアルツハイマー病抑制に有効な成分として世界的に注目されているが、まだ製薬はできていないという。ブドウやワインの産地という地の利を生かして、数百種類あるとされるポリフェノールを網羅的に研究し、世界的に通用する予防効果のある食品の製品化を目指す。
 同大によると、アルツハイマー病は異常な繊維タンパク質であるアミロイドが脳にたまって発病すると考えられている。治療薬の研究は進んでいるが、現状では特効薬はない。特定保健用食品は予防に使えるため、薬以上の需要が見込めるという。
 開発プロジェクトは、同大大学院医学工学総合研究部の前田秀一郎教授が中心となり、原料のブドウの残りかすをワインメーカー中央葡萄酒(甲州市)が提供している。食品開発のノウハウを持つテンヨ武田(甲府市)や、老人福祉施設を運営する社会福祉法人千歳会なども参加し、県中小企業団体中央会が市場調査を行っている。
 ポリフェノールに関しては、赤ワインの愛飲者がアルツハイマー病になりにくいという研究報告があるほか、試験管による実験でアミロイド繊維の生成抑制や破壊に働くことが分かっている。
 ブドウ中のポリフェノールは80%が種、15%近くが皮に含まれているが、ワイン製造で種や皮は廃棄処分されている。ブドウ中の数百種類のポリフェノールのうち、どの成分が特に有効かは特定されていない。
 研究では、同大のワイン科学研究センターが持つノウハウを生かして、ブドウ中からポリフェノールを抽出。同大大学院生も加わって、アルツハイマー病のモデルマウスに継続してポリフェノールを投与し、効果を検証している。
 数百種類のポリフェノールを網羅的に調べた上で、特に効能が高い成分を明らかにして、製品化につなげる。現在はマスカット・ベリーAとカベルネ・ソーヴィニヨンを使っていて、甲州ブドウ(甲州種)でも研究する。
 ポリフェノールはアレルギー性疾患に対する有効性も期待されていて、プロジェクトでは同疾患の予防効果の検証も並行して進めている。
 前田教授は「これまで数百種類のポリフェノールに関する総合的な実験はなされていないので、開発に成功すれば、効き目が高い製品として世界に広がる可能性がある。県内のブドウ産地の活性化にもつながる」と話している。
 ブドウの残りかすに含まれるポリフェノールに関しては、笛吹市の健康食品製造販売のカツロンも着目し、サプリメント商品を開発、販売している。

世界的に搾りカスはグラッパやマールに使う程度だったと思い、いわばワイナリーのお荷物的存在です。グラッパ業者が引き取りに来るまでは、ワイナリー内に置かざるを得ず、搾りカスから発生する腐敗菌が、ワインを造るタンクなどに伝染するのをイタリアのあるワイナリーでは非常に恐れていました(イタリアでは、グラッパ業者以外に搾りカスを渡したり、自ら廃棄したりできない法律になっているという話でした)。

それよりも、種ありぶどうを皮ごとバリバリ食べるのが一番いいと思うのですが・・・!?
by uvafare | 2006-11-20 21:01 | その他